Calypso PHOT （後期）

Last Update: 20. November 2006

Calypso PHOT は、NIKONOS ニコノス (I) （初代）の前身の水中カメラ。
フランスのスピロ・テクニック（LA SPIROTECHNIQUE (スピロテクニーク)）社が、開発した水深50mの水圧に耐える、ハウジングを使わないカメラ。
カリプソには、いろいろなバージョンが存在するらしい。
この個体は、製造番号が5000番台のもの。
シャッタースピードが 1/1000秒〜1/30秒とＢ（バルブ）、Calypso のロゴがプレートに刻印されている。
レンズは、SOM BERTHIOT FLOR 35mm F3.5 が装着されている。

		Calypso PHOT （後期） 全体図。
		前面図。 アザラシの皮のような（シール・スキン）滑り止めが 少しはがれている。
		後面図。 ↓　左側面図　と　右側面図。 絞り調節ノブに穴が空いていて、 何色かがペイントされていたようである。
		底面図。 シンクロターミナルの蓋は、NIKONOS II 用のもの。
		フィルムカウンター、矢印が回っていく。 ２枚刻みのアバウトなもの。
		上面図。 各シャッタースピードで、クリックストップはない。 シャッター兼巻き上げレバーも黒縮緬仕上げ。 シャッターロックの扇形の部品は、銀色のアルミ製。 シャッターロックの扇形部品の右に「MADE IN FRANCE」表記。
		フィルム巻き戻し時の巻き戻しノブ 縮緬仕上げがよく分かる。 ファインダー内にフレームは無く、素通しである。
		レンズをはずしたところ
		Calypso と波（？）のロゴを刻印したプレート。
		ボディ・シェル。 「YNECLA」と「F.1507」の刻印あり。
		ボディ・前面。
		ボディ・後面。 フィルム圧板に穴が空いている。 フィルム圧板の左のバネが欠損している。
		フィルムは、上面固定しているフィルム圧板の下に 潜り込ませて装填する。 NIKONOS (I) （初代）と同じ。
		ビニール製のストラップに「Calypso」のロゴ。 Dリングを通して融着しているので、はずせない。