NIKONOS (I) （初代）

Last Update : 13. October 2006

初代 NIKONOS （ニコノス）、後に NIKONOS II が発売されてから、NIKONOS I などと呼ばれるが、「I」の表記は、カメラボディには、ない。
（※　�Tは、機種依存文字なので、「I」で代用します）

１９６１年（昭和３６年）５月フランス LA SPIROTECHNIQUE （スピロテクニーク社）よりニコン（当時、日本光学）に Calypso Phot の技術提携の申し込みがあった。
１９６３年（昭和３８年）８月に、全天候カメラニコノスが小売価格２万８５００円（35mm F2.5付き）で、発売された。
初代ニコノスは、約２万９０００台製造された。

		ニコノス (I)　(初代) 全体図
		前面図 ↓　背面図と「富士山マーク」の「NIPPON KOGAKU TOKYO」ロゴ
		↑　左側面図と右側面図 底面図
		フィルムカウンター。 丸印が回っていく。 CALYPSO PHOT に比べ、視認性に劣る。
		上面図
		フィルム巻き戻し時の巻き戻しノブ 「左回り（反時計回り）」であることに注意。
		レンズをはずしたところ
		ボディ・シェル
		ボディ・前面
		ボディ・背面
		フィルムは、上面固定しているフィルム圧板の下に 潜り込ませて装填する。 後のモデルのように、フィルム圧板にヒンジはない。
		NIKONOS 「使い方」 使用説明書、復刻版（白黒）。 オリジナルは、水色。 復刻版は、ニコン・サービスセンターで７００円にて入手可能。
		NIKONOS 「INSTRUCTIONS」 英語版使用説明書。 オリジナル。 NIPPON KOGAKU K.K. Tokyo Japan Printed in Japan (66, 5. E) C

NIKONOS (I) （初代）の仕様
型式：３５ｍｍ判フォーカルプレーンシャッター式防水カメラ
耐水深：５０ｍ
レンズマウント：ニコノスマウント
ファインダー：アルバタ式３５ｍｍ用ブライトフレーム付き、パララックス補正マーク（０．８ｍ）付き、倍率０．６３倍
シャッター：上下走行式、メタルフォーカルプレーンシャッター、Ｂ（バルブ）、1/30、1/60、1/125、1/250、1/500秒、等間隔目盛り
フィルム送り：レバー式、一動作でフィルム送りとシャッターセット完了、回転角約７０度、自動復元式撮影コマ数計付き
巻き戻し：引き出し式のノブ式
大きさ：約１２５×９７×６８ｍｍ（35mm F2.5 付き）
重さ（陸上）：約７００ｇ（35mm F2.5 付き）
重さ（水中）：約２５０ｇ（35mm F2.5 付き）