スピードライト SB-103

Last Update : 21. February 2007

NIKONOS V と同時発売のスピードライト（ストロボ） SB-103。
NIKONOS V との組み合わせで、革命的なTTL自動調光発光となった。
スピードライト SB-102 のような外部調光式のセンサーを接続することはできない。
充電完了で、NIKONOS IV-A や NIKONOS V では、ボディ側のシャッタースピードが自動的に1/90秒になる。
ブラケットは、SB-102 と同じもの。
単３アルカリ電池４本使用。または、単３ニカド充電池４本使用。
単３ニッケル水素充電池は、水素ガス発生および破裂事故のおそれがあるため、絶対に使用しないこと。


1998年8月28日にリコールが発表された。
「ご使用上の注意」を遵守されてのご使用では問題ありませんが、きわめてまれなこととして、電池の容量が揃っていない場合(例えば、未充電のニカド電池と充電完了のニカド電池を混用したときなど)などには、電池から水素ガスが放出されることがあります。
それが「 SB-103 」本体内部の空気と混合し、スピードライトの発光時に着火して、発光部が前方に飛び出すはれつ事故に至る可能性があることが判明いたしました。

SB-103 本体をSB-105 本体（新品、１年保証付き）に交換してもらえる。

		スピードライト SB-103 全体図
		ストロボ・ヘッド
		発光部
		発光ヘッドのコントロール部
		発光ヘッドのコネクター部
		発光ヘッドの後面
		電池室の蓋を外したところ。 乾電池ホルダー（単３電池４本）
		発光ヘッドの後面は、斜めになっているので、 電池室の蓋を本体に平行にねじ込んではいけない。
		ブラケット部
		ブラケット。 中央の大きな穴は、NIKONOS III 用。
		ワイド・アダプター SW-103
		ワイド・アダプター SW-103 落下防止用のひもを通す穴が空いている。
		スピードライト SB-103 の本体をリコールすると、 新品の SB-105 の本体のみが送られてくる。 ブラケットや接続ケーブル、ワイドアダプターは、 SB-103 のものをそのまま使うことになる。
		スピードライト SB-103 「使用説明書」 オリジナル。 使用説明書は、ニコン・サービスセンターで ５００円にて入手可能。 9&133-A02(K762)
		スピードライト SB-103 「INSTRUCTION MANUAL」 英語版使用説明書 オリジナル。 NIKON CORPORATION Printed in Japan 8&065-E08
		スピードライト SB-103 「INSTRUCTION MANUAL」 英語版使用説明書 オリジナル。 NIKON CORPORATION Printed in Japan 8&118-A07

スピードライト SB-103 の仕様
型式：高性能SCRによる直列制御方式自動調光スピードライト
調光方式：TTL自動調光（ニコノス V 使用時）
ガイドナンバー：ASA/ISO 100、陸上…20(m)（FULL 発光時）、10(m)（1/4 時）、5(m)（1/16 時）
照射角度：70°×53°（陸上）、陸上・水中共28mm レンズの画角をカバー、ワイドアダプター SW-103 併用時は、水中で15mm レンズの画角をカバー
電源：単３形アルカリマンガン乾電池4本、または単３形ニカド電池4本
発光回数（FULL 発光時）：単３形アルカリマンガン乾電池…約130回、単３形ニカド電池…約50回
（単３形ニカド電池のデータは、公称容量450mAh の電池を常温で、45mA の電流により15時間充電した場合の参考値です）
発光間隔（FULL 発光時）：単３形アルカリマンガン乾電池…最短約9秒、単３形ニカド電池…最短約6秒
TTL自動調光時の使用可能範囲：フィルム感度連動範囲…ASA/ISO 25〜400、使用可能絞り範囲…F2.8〜22（ASA/ISO 100 のとき）、調光可能距離範囲…陸上 0.3〜7m (ASA/ISO 100）、水中 0.3〜3.5m（ASA/ISO 100）
耐圧：水深50mまで使用可能
大きさ：約９９×１３０×１７５ｍｍ（本体のみ）
重量：約７８０ｇ（本体のみ、電池を除く）、約１６５０ｇ（アーム・ジョイント・ブラケット・シンクロコード付き、電池を除く）
付属品：アーム、ジョイント、ブラケット、シンクロコード、シンクロコード用キャップ×２、コードハンガー、ワイドアダプター SW-103、Oリングセット、露出計算表
アクセサリー（別売品）：エクステンションアーム、ダブルブラケット、ダブルシンクロコード、Oリングセット、スピードライトケース SS-101